ハロー!! きんいろモザイク 4話
「ハロー!! きんいろモザイク」の第4話から。
年長者に対する絶対的な信頼が感じられる回。
粗筋
- 子供っぽいことを気にしているアリスと綾は不良の真似をするものの、大人っぽさは身につかないのだった。
- 忍たちは学校の花壇で花を育てる。人により花の生育度合が異なり、アリスの植えた花は中々咲かず、アリスは元気をなくしてしまう。それでも忍たちに支えられ、開花を待っていると大きなマリーゴールドが花をつけ、アリスの顔にも笑顔が咲いたのだった。
所感
今回はとかく年長者に対しての信頼がそこかしこで感じられた。
まずはアリスと綾が不良を志すAパート。ここでは、幼少期から大人っぽい勇がその秘訣を問われたときの回答
私はアリスたちみたいに良い子じゃないから、そう見えるのかもね。
をアリスたちが曲解して不良という発想に至る。いつもは比較的冷静な綾が、勇がそう言うなら、と疑う様子さえなかったのが興味深い。
また、ガーデニングのBパートでは、Aパートで烏丸が目標だと判明した久世橋が
烏丸「久世橋先生、花は愛でるものですが、オクラは食べるものです!」
久世橋「その言葉、今度使って良いですか?」
と、目を輝かせ、「烏丸先生語録」なるものを作っている。烏丸を完全に師として仰いでいるようだ。
各自面白いやり方で目標を定めつつ日常が成り立っているという、作品を構成する一端が見られた回だった。
なお、久世橋はBパートで、生徒たちと共に花を育てる烏丸を羨ましそうに物陰から見つめていた。ハートを散らしながらのその様子が何だかおかしかった。久世橋もどんどんキャラクタが立ってきているようで何よりである。