アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

響け! ユーフォニアム 9話

「響け! ユーフォニアム」の第9話から。

それぞれの思いと、オーディションの回。

粗筋

吹奏楽部にオーディションの日が近づく。その中、緑輝は、葉月の失恋の責任を感じて覇気がなかったが、見かねた久美子と葉月の励ましで元気を取り戻す。

オーディション当日。朝練習へ向かった久美子は同じ低音部の先輩、夏紀が懸命に練習している様を見て、その思いを窺い知る。そして迎えたオーディション。久美子は緊張の中、演奏を終える。後日、オーディションの結果が発表され、久美子は合格、夏紀は不合格となる。そして、トランペットパートでは麗奈がソロパートを勝ち取るのだった。

所感

夏紀も主人公だった、ということが表現された回だった。第4話で全くやる気なげだったにもかかわらず、部の空気が変わるのに呼応するようにして少しずつ積極的になっていった。懸命になれるものが見つかり、打ち込んだが、結果は伴わなかった。その胸にあるのは悔しさだろうか、諦めだろうか。ストーリー構成の一形態をなぞるようなその言動が印象的であった。

そんな夏紀の変化を見てきただけに、久美子の胸中も複雑なことだろう。また、そこにはここ数話時折挟まれる回想シーンが関係している様子。そこに出てくる女生徒は何者なのか。益々気になるところだ。