アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

おそ松さん 24話

「おそ松さん」の第24話から。

変化の回。

粗筋

  • トト子は自分が堕落していることに気付き、婚活を始める。相手として石油王を希望するトト子は粘りに粘り石油王と良いところまで行くものの、破談。自分を磨くために語学留学の旅へ出かけるのだった。
  • チョロ松は就職が決まり、松野家を上げて祝賀会が催される。しかし、その中でおそ松だけは浮かない表情で怒鳴り散らす。後日、寮暮らしを始めるチョロ松を見送る場にもおそ松は現れない。それを皮切りに、一人、また一人と6つ子は家を離れてゆき、最後にはおそ松が残る。そんなある日、おそ松に手紙が届くのだった。

所感

Aパートはいつもの「おそ松さん」調、Bパートはシリアス調、とカラーに差はあるものの、今回は通じてキャラクタたちが変化といかに向き合うかを描いていた。トト子はある意味でマイペース。自分本位に生きてゆく。6つ子はチョロ松の就職をきっかけに、おそ松以外は独り立ちを始めてゆく。おそ松の心情は、変化したくない自分とどんどん変化してゆく弟たちの姿との間で複雑なところだろう。今までのストーリーがカオスで楽しくハイテンションであったがために、そこから次々にいなくなってゆくキャラクタたちからは寂しさが漂い、おそ松の気持ちを推測しやすくしている。それら、「おそ松さん」の独特のカラーそのものが大掛かりな伏線だったことに驚嘆した。初めての「つづく」。最終回が待ち遠しい。