アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

アイカツ! 177話

アイカツ!」の第177話から。

スターライトクイーン決定の回。

粗筋

フィーバーアピールを失敗したスミレの順位は7位。続いてはスターライトクイーンカップのトリを務めるあかりがステージに立つ。今までの想いを込め、あかりはパフォーマンスをやり切る。そしてスターライトクインカップの最終結果が発表され、あかりがスターライトクイーンに輝く。あかりはスターライトクイーンの館に住居を移し、あかりを訪ねてきたスミレ、ひなきと共に眠るのだった。

所感

まず OP がないことに驚かされた。OP や ED を「アイカツ!」がスキップすることがなかったからだ。その演出上の理由は、恐らくあかりのステージを際立たせるためだろう。

圧巻のステージであった。あかりが OP テーマ曲「START DASH SENSATION」を歌い踊る。第170話でも同じ曲でライブが行われたが、演出が異なる。ステージへの登場が決然としていたり、最初のポーズへ遷移する前に会釈が入ったり、と始めから違う箇所が多いのだが、今回のステージで最も目を引いたのは鳩を使っての演出だ。頭サビを終えて間奏で盛り上がるところで一斉に鳩が飛び立つ。その鳩の群れはあかりがパフォーマンスを続けている間もステージの周りを飛び続ける。そして、サビに入る直前、鳩があかりの側を抜け、大空へと飛んでゆく。ここでは鳩を追って見える大空とあかりが交互に映され、あかりが空に駆け抜けてゆくように感じられ、心にしみた。更にサビは無数の鳩の羽が降り続け、あかりのステージを彩る。あかりのパフォーマンス自体もどこか決意めいており、鳩の演出により荘厳さすら感じられた。ダンスに祈りのポーズが多用されているのも効いている。スターライトクイーンカップの大トリを飾るのに、同時にスターライトクイーンになるのに、十分なステージであった。

そんなあかりがスターライトクイーンになったシーンでは、あかりが今までの自分を振り返る。スターライト学園の試験に落ちたところから始まり、色々の試練を乗り越え、劇場版「アイカツ!」でいちごと約束したシーンでしめられる。大変に感慨深かった。なお、あかりはこのシーンでも、この後に出てくるいちごに抱き締められるシーンでも涙を流さない。「アイカツ!」らしい区切りの付け方である。何にしろ、スターライトクイーンおめでとう、あかり。