アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

魔法少女育成計画 6話

魔法少女育成計画」の第6話から。

血飛び交う回。

粗筋

ラ・ピュセルは、魔法少女の「森の音楽家クラムベリー」と戦い、討ち死にしてしまう。その話はファヴを通じ、全魔法少女に通知され、それを聞いたスノーホワイトはショックを受ける。同時にアイテム実装の知らせも入るが、代償は自分の寿命。それでもスノーホワイトは「武器」を入手しようとするが、タッチの差で「売り切れ」に。絶望するスノーホワイトの前に現れたのは黒衣に身を包んだ魔法少女、ハードゴア・アリス。スノーホワイトがハードゴア・アリスに怯えていると、突然ハードゴア・アリスの首が切り落とされ、その陰からは魔法少女、マジカロイド44が姿を現す。マジカロイド44は謎の道具によってスノーホワイトを手にかけようとするが、突然胸を貫かれ、絶命。マジカロイド44の背後から現れた犯人の姿を見たスノーホワイトは、たまらず悲鳴を上げるのだった。

所感

劇中でたまが

みんな、キャンディー集めより、戦うことが最優先になってるみたい……。

と懸念していた通り、主眼がずれてきた。マジカルキャンディーの個数争いも継続されているようだが、今回ラ・ピュセルの死によってその結果発表がキャンセルされた。それはつまり、魔法少女が消えることでキャンディー集めが実質的な意味を持たなくなる、ということである。ちまちま個数を稼いだり、キャンディーを奪ったりするよりも結果が見えやすい。この争いには自分の命がかかっているのだ。直接他の魔法少女を手にかけた方が、結果発表を待つよりもよほど精神衛生上良い。ますます戦いは激化するだろう。その最中、スノーホワイトは、自分を守ってくれていたラ・ピュセルが死に、アイテムも入手できなかった。アイテムを入手しようとするシーンではスノーホワイトの態度にも混乱が見える。気持ちの整理もできないままに、戦いの渦中に投げ込まれたのだ。やむをえまい。とは言えど身を守ってくれるものは、もう自分しかいない。この局面、スノーホワイトはいかにして乗り切るのか。緊張が走る。

魔法少女たちが戦うことを主軸に置くようになったことを象徴するように、今回はそこかしこで血しぶきがあがっていた。ラ・ピュセルは壁に叩き付けられ、ハードゴア・アリスは首を断たれ、マジカロイド44は胸をくり抜かれる。どれも非常にショッキングなシーンである。そこに加えて、目に見える量の血が飛び交うことで事態の凄惨さや異常さが一層浮き彫りになっている。