魔法少女育成計画 7話
「魔法少女育成計画」の第7話から。
やりすぎだけどやれていない回。
粗筋
小雪は自室で目覚める。その手にはアイテム「兎の足」が。ファヴの話では、それは昨夜死んだ魔法少女、ハードゴア・アリスの所持品だと言う。昨夜の惨殺劇が現実だと分かり、小雪は嗚咽を漏らす。そんな折、シスターナナから連絡があり、小雪は彼女に会いに行く。シスターナナはラ・ピュセルの死を悼み、今こそ魔法少女は団結すべき、と意志表示。それを聞いたスノーホワイトは協力を申し出る。すると、そこに現れたのは、昨夜首を落とされたはずのハードゴア・アリス。スノーホワイトはそそくさとその場を後にするが、ハードゴア・アリスに追随される。そこで、スノーホワイトは「兎の足」を返そうとするものの、スノーホワイトに譲渡した、というハードゴア・アリスはそれを受け取ろうとはしないのだった。
所感
今回のキーマンの一人、ハードゴア・アリスの強靭さに舌を巻いた。カラミティー・メアリーに、銃弾で撃ち抜かれ、手榴弾で爆破され、手刀で砕かれ、濃硫酸で溶かされ、燃やされ、ドラム缶にコンクリート詰めにされた挙句、海に沈められるも、何と無事の生還。もはや生物として形状が維持されているかどうかと存命か否かがリンクしていない。魔法少女としての能力なのだろうが、ここまで徹底して殺しにかかってもびくともしないというその光景は、ホラーというより寧ろコメディーのように思えさえする。
そんな無敵のハードゴア・アリスはスノーホワイトに何故か手を貸す。前回の幕引きで窮地に立たされていたスノーホワイトがいきなり自室で目を覚ましたのが、「兎の足」の効力だと思われるからだ。ハードゴア・アリスは何を考えているのだろう。
色々な魔法少女が現れ、その数だけ思惑が交錯するようになってきた。この先の展開はどうなるだろうか。気になるものだ。