アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

バーナード嬢曰く。 11話

バーナード嬢曰く。」の第11話から。

しおりが考える回。

粗筋

かつての文豪たちを真似て往復書簡を書いてみたい、とさわ子に誘われたしおりはさわ子に向けた手紙をしたためるが、肝心のさわ子は内容が思いつかず一方的に往復書簡をやめると言い出し、しおりは激怒するのだった。

所感

いつも通り、能天気な方向に純粋なさわ子と真面目な方向に純粋なしおりのすれ違いが面白い回だった。しおりは最初こそ気乗りしないものの、さわ子への想いを文章化するうちにさわ子を好み、感謝さえしていることに気付く。その文章を考えているときのしおりの様子は、途中自分の書いた表現に赤面こそするものの至って素直。うんうん唸ってようやく手紙を完成させたのだ。ほんの少しで良いから、さわ子がその想いに気付いてくれることを願ってやまない。もっとも、さわ子がそう簡単にしおりの感情に敏感になるとは思えない。しおりが振り回される方向で本作をもう少し楽しむことにしたい。