アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

きんいろモザイク 8話

「きんいろモザイク」の第8話から。

文化祭でも忍とアリスの結びつきの強さを見ることができた回。

粗筋

学校祭の季節がやってきた。忍たちのクラスは和洋折衷のカフェ処、カレンのクラスは演劇をすることに。学校祭前夜、忍はアリスから学校祭当日が何かの記念日であることを告げられるが、思い当たる節がない忍。アリスを怒らせてしまう。

学校祭本番。クラスの出し物に精を出し、当番交代後は学校祭を見て食べて楽しむ忍たち。記念部についてアリスが語るところでは、その日はカータレット家に忍がステイした日で、「シノ記念日」と呼ばれているらしい。その記念とかんざしのお礼を兼ねて贈り物がしたかった、とアリス。贈られたのは赤いリボン。忍は喜んでそのリボンを着けるのだった。

所感

中高生もの定番の文化祭の話。内容としてはいつもの日常話だった。その中でも、給仕をするアリスが老婦人と男児に感謝の言葉をかけられたシーン。引き気味だった画面が次の瞬間でアリスに寄り、少しパンするのである。アリスの気持ちが感動の方に振れたことの演出だろうか。この1シーンの時間はわずかなものではあるが、視聴時に何気ない印象を残してくれる。

学園祭全体としても、ダンスに漫才、筝曲、お化け屋敷、と催し物が多くて賑々しい感じが伝わってくるようだった。やはり祭りはこうであってほしい。陽子がカレンのウェイトレス姿を想像して一言「うぜー」とつぶやくシーン。想像とは言え、カレンなら確かにやりかねない言動だけに陽子の気持ちも分かる。

今回もいつものコメディックな要素は健在だった。一発ギャグ「トーテムポール」をするところを綾に見られた烏丸先生が、綾に連れられて陽子に会いに行くシーンでは、

綾「陽子!」

烏丸先生「猪熊さん! 猪熊さー」

(場面転換)

という、セリフを途中でぶった切る本作お馴染みの演出が。また、買い出し中の綾と陽子が「おやつ」を買っている烏丸先生を見つけるシーンでは、カロリーを気にして豆腐を買う先生に対して

陽子「豆腐って、おやつ……?」

と流れるところ。綾と陽子のきょとんとしたような、落胆したような顔がおかしさを誘う。

学園祭と関係ないところでは、金太郎飴を見たアリスが断面の金太郎の模様が忍に似ていると言うシーン。こけしの次は金太郎。次は何に例えられるのだろうか。

今回のハイライト

アリスからリボンの贈り物をされたシーンの忍。アリスが天使になった幻視が。金髪少女好きをこじらせ、末期なようだ。

今回のハイライト2

ED 後。「どんまい」という日本語に感動して

日本語、すごいねえ!

と、タドン目風のアリスが言っているシーン。最後に持って行かれた。シュール。