アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

わかば*ガール 12話

わかば*ガール」の第12話から。

若葉の想いの回。

粗筋

雪が降り、若葉たちは雪合戦に興じる。雪玉を投げ終え、一同が一息ついていると若葉が熱を出していることに萌子が気付く。萌子たちが若葉を背負って若葉の家まで送り届けていると、若葉が涙を流し始める。それは、幼少の頃から引っ越しが多く、孤独だったところに萌子たちが友達になったということを思い返したことによる感涙。萌子たちはそれを見てにこやかに笑みながら、若葉を家まで送り届ける。

翌日、熱の下がった若葉は母から衝撃の言葉を聞く。それは海外への引っ越しの話だった。

所感

若葉が友達への想いを語るシーンが感動的だった。

小学校の時も中学校の時も、父の仕事の都合で、転校ばかりしていて、だから、友達も中々できなくて、きっと、ずっとこのままなのかな、って。でも、皆さんと出会って、普通の友達みたいに受け入れてくれて。 (回想シーン略) それから、ずっと、ずっと、友達で、普通の友達で……。

OP に出てくる幼少期の若葉の状況や、第2話冒頭で友達としてカウントされたことに涙を流すシーンに合点が行った。それと共に、今回の一件が、友達というものに対する強い憧れが叶ったことを実感したことで涙を流したのだと分かり、思わず目頭が熱くなった。更に、このシーンでは、若葉が涙を拭うが拭ったそばから次の涙があふれてくる、という描写がなされており、一層視聴している側の涙を誘う。

そんな幸せ真っ只中の若葉に降りかかった引っ越しの話。これまでとは違い、今回は離れたくない友達がいる。若葉は、萌子たちは、どのようなアクションを取るのか。ショックを受けた若葉が倒れるシーンがコミカルだったことから、あまり悲劇的にはならないと思うが、それでもどう展開するのか目が離せない。