「響け! ユーフォニアム」の第13話から。
最終回。
粗筋
コンクールに出場した北宇治高校吹奏楽部は見事金賞に輝き、更に全国大会への出場を決めるのだった。
所感
正に大団円と言える締めくくりに胸が熱くなると共に、全国大会出場決定直後の久美子のセリフ「そして、私たちの曲は続くのです」に続編さえ期待させられた。
その金賞をもぎ取った肝心の演奏はピリッとした空気と熱量が感じられ、青春を描く物語の結果然としていた。同時に、第1話の「暴れん坊将軍のテーマ」のときからの変化が1クールという時間を感じさせてくれた。天晴、北宇治高校吹奏楽部。
総感
とある高校の吹奏楽部の活動と人間模様を描いた青春ストーリー。高校生という熱い時期特有の感情の高ぶりや複数の人間が共に活動する際に生じる軋轢が織りなす喜怒哀楽が視聴側の感情をも揺さぶる。制作は京都アニメーション。安定した作画と工夫された光の使い方がキャラクタたちのきらめきを画面から伝えてくれる。青臭い青春ものを見たいときにもってこいの秀作。