アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

おそ松さん 15話

「おそ松さん」の第15話から。

面接と女子と花の回。

粗筋

  • チョロ松が面接官を務める会社の面接に十四松が来訪し、珍妙な言動でその場を混乱させた。
  • おそ子たちは旅行に出るが、個々が勝手な行動をとるため、リーダー役のおそ子の堪忍袋の緒が切れ、中断。しかし、また後日、旅行の話が持ち上がるのだった。
  • チビ太は自分のベストなおでんを模索する日々を過ごすが、うまくいかない。そんなある日、美少女がチビ太の元を訪れ、デートを申し込んで来る。驚いたチビ太が少女のことを聞くと、自分はチビ太が前日水をかけてあげた花の精だと少女は言う。チビ太は少女のことを不審がるが、積極的な少女のペースに乗せられつつ、親交を深めてゆく。そんなある日のこと。少女は突然チビ太の前で倒れ、消えてしまう。そしてチビ太は、かつて水をかけた花が枯れてしまったことを知り、涙を流すのだった。

所感

今回の3エピソードの中でも最後の「チビ太の花の命」が印象的だった。おでんに命をかけるチビ太の優しさが花の精という形で具現化された驚きもさることながら、あっと言う間に過ぎてしまう花の一生の短さに切なさがこみ上げる。花の精のキャラクタは儚さと気丈さとを含んでおり、それをそのまま形にしたような容姿が演出に花を添えている。第9話に出てきた十四松の彼女や花の精のような儚く消えてしまいそうな(また実際消えてしまう)キャラクタがいたかと思えばトト子のようなカオスさを前面に出したようなキャラクタまで、「おそ松さん」の女性キャラクタはどれも吹っ切れていて面白い。