アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

探偵チームKZ事件ノート 1話

「探偵チームKZ事件ノート」の第1話から。

初回。

粗筋

ある日、女子小学生の立花彩は、帰宅途中に人気サッカーチーム「チームKZ(カッズ)」のメンバーと路上で衝突。暴言を吐き捨てられ、その失礼な態度に腹を立てる。その夜、彩が通っている学習塾へ行くと、受講科目追加の報を講師から受ける。講師に連れられて授業を受ける教室へ赴くと、そこには今日衝突した男子、若武和臣とその友人たち、黒木貴和、上杉和典、小塚和彦の姿が。衝突されたお返しに、と彩が和臣をからかうと、貴和たちもそれに便乗し始め、それを聞いた和臣は教室を出て行ってしまう。それにもかかわらず貴和たちが心配していないことを彩は不思議に思い、和彦にその理由を問う。すると、和臣のことが皆好きで、和臣もそれを知っており、冷静になればいつも元通りだから、との返答。皆の輪の中で目立たず平和に振る舞おうと心がけてきた彩は物思いにふける。そして授業が終わり、帰り支度をしていると彩のクラスに和臣がやって来て、彩を連れ出す。なんと和臣の自転車が盗まれたため、「声明文」を作ってほしいと言うのだ。

所感

同名の児童書原作のアニメーション作品初回。「探偵」「事件」というワードを含んでいるからには少年探偵ものだろうか。まずは彩たち主要メンバーの出会いまで。推理ものの肝である事件が見られるのは次回らしい。楽しみだ。

さて、事件の詳細を次回に持ち越して今回語られたのは彩のキャラクタ。学校にも塾にも友達のいない、所謂「ぼっち」の小学生だ。近年深夜帯に放映される作品を中心に多く見られるようになった属性だが、まさか児童書にまで出てくるとは。少々驚いた。そんな彩は和彦の発言を受けて自らの行動を省みたり、和臣にからかいの言葉を返したり、と中々に冷静で気丈な様子。和臣たちとの出会いから影響を受け、彩にはどんな変化があるだろうか。それも楽しみにしたい。

なお、少年たちの名前は、和臣、貴和、和典、和彦、と全て「カズ」と読む「和」を含んでいる。きっとこれが「探偵チームKZ」の名の由来なのだろう。すると元々の「チームKZ」も同じ制約があるのだろうか。多分別の由来があるのだろうが、もしそうならば、と考えると面白い。