アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

探検ドリランド -1000年の真宝- 19話

「探検ドリランド -1000年の真宝-」の第19話から。
アリソンが散る回。

粗筋

ハガンが地脈を読むことに成功し、一行はレトロンの地下で神殿を発見する。早々にソフィアのカードを入手すると、黒い太陽のエネルギーを浴びられず元気のないエルルとアルルのために一旦地上に出ることに。しかし、そこに待ち伏せていたヒルデによってソフィアのカードが奪われてしまう。更に悪いことに、闇の力を浴びたヒルデが強力化。カードを取り戻すため、ヒルデに立ち向かうハガンたちだったが、強大なヒルデの力の前になすすべもなく、捕らえられてしまう。一方、すきを見てハガンに逃がされたアリソンは、地下でゼルガドの妹「アリソン」のホログラムに出会う。そして、自分が「アリソン」によってレトロンを再生するべく作られたプログラムであることを告げられる。アリソンを休ませようとする「アリソン」に反して、アリソンは、滅び行くレトロンと融合してハガンたちを助けたいと願う。結果、アリソンは巨大なロボットを作り出し、ハガンたちの解放に成功する。しかし、ヒルデの反撃に遭い、窮地に立たされる。ヒルデのすきを突いてハガンが応戦、見事アリソンを助け出すが、アリソンの体は蝕まれてゆく一方。レトロン自体も闇に飲まれ、ハガンたちは世界の崩れる先へ共に落ちて行った。落ちながらも救いを求めるアリソン。そんなアリソンの願いに応えるように、ハガンたちは闇に飲まれることを免れた一角へ不時着する。命からがらのアリソンが守り切ったソフィアのカードをハガンが受け取ると、安らかな笑顔の中アリソンは光となって消えた。一行がふと目線を移すと、そこには一輪の花が咲いていた。

所感

ここ数話行動を共にしてきたアリソンが実は実際の人間ではないことが分かり、そのアリソンは散って行った。その代わりとでも言うように、咲かないと言われていた花が咲くというしっとりと美しい回。咲いた花の傍に鉱石があったのは墓標のようでもあり、哀しさが際立つ。

第16話のキングモンスター回でもあったように、この作品、ちょいちょい「別れ」の要素を入れてくるから涙もろい人は注意が必要だ。

次回は予告で見る限り、ようやくソフィアがお出まし。三大素の女神で争いを繰り広げるらしいので該当世界の皆様におかれましてはさっさと避難することをお勧めしたい。

なお、今回の「ドリルな世界」はメッキシャッキコンビがエルルとアルルに食われて終わるという超展開。特にツッコみもなし。ここの遊び具合は変わりませんな。

今回のハイライト

レトロンと融合したアリソンの身を心配する「アリソン」の発言を受けてのアリソンの

いいの、無力な私がハガンの力になれる唯一の方法だから……、私の望みだから!