ばらかもん 11話
「ばらかもん」の第11話から。
半田が持ち直す回。
粗筋
館長に謝り、作品を見てもらうため半田は東京にある川藤の事務所で館長と対面する。緊張する半田に対し、館長は半田を許すと言い、また作品を絶賛する。しかし、自信がない半田がその作品を「試作」と言ってしまったために、半田は書展に出品する別の作品を書く羽目に。島にいた感覚を思い出せず四苦八苦する半田を気遣い、川藤が島に電話をかけ、なるたちの声を半田に聞かせる。そして、何かをひらめいた半田は一つの作品を完成させるのだった。
所感
半田が初めて島を離れ、それでも何とか作品を遂げた。大半の時間、見ているこちらまで不安になるようなうろたえ振りを半田は見せていたが、ほっとした。
今回は副題に変化があった。メインの舞台が東京と言うことで、いつもの「副題が長崎弁、訳語が標準語」というところが逆の「副題が標準語、訳語が長崎弁」となっていたのだ。ちょっとしたことではあるが感心させられた。
今回のハイライト
半田が川藤と神崎を縛っているところを半田の母、えみが目撃したときのセリフ。
昔は良い子だった……。人当たりは冷たかったけど、根は優しくて俗に『ツンデレ』と呼ばれて、誰からも愛されていたのに。今となっては『ツンバカ』……! どっちに転んでも萌えないじゃない! それもこれも島に行ったせいよー! (泣きながら走り去る)
いきなり珠子と通ずるようなモノローグに笑った。