アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

夜ノヤッターマン 6話

「夜ノヤッターマン」の第6話から。

それぞれが自分のスタンスを確認する回。

粗筋

ヤッターマンから逃げ続けるドロンジョたち。そんなある日、ドロンジョはヤッターマンに一矢報いるのを諦めるよう、ボヤッキーとトンズラーに諭されるが、自分ひとりで何とかする、と言い残し、単独で行動を始めてしまう。残されたボヤッキーたちはドロンジョを探す途中でガリナが捕まってしまうアクシデントに見舞われる。そして、ドロンジョとガリナを探すボヤッキーとトンズラーは、ドロシーの形見たるドロンジョ、即ちレパードを守る、という初心を思い出す。

一方、ドロンジョは不注意から崖から落ち重傷を負ってしまうが、親切な男の助けで回復に至る。男がヤッターマンに怯えている様子を見て同情を覚えるドロンジョ。しかし、自分が無力である故に動くことができない。そんな中、ヤッターマンの声が響き渡る。それは、夜明けにガリナを処刑する、というもの。ドロンジョがその様子を見に行くとガリナが磔にされ、銃殺されようとしていた。何とかしたいと思いながらもやはり動けないでいるドロンジョの元に、ドロンジョを助けてくれた男がやってきて励ます。それを聞いたドロンジョはやる気を取り戻し、処刑場の指揮を執るゴロー将軍の元へ乗り込む。丸腰のドロンジョが撃たれようか、というその瞬間、ロボットが出現。それはボヤッキーのロボット。それにより窮地を乗り越えることに成功したドロンジョは、目標を「ヤッターマンにデコピンすること」ではなく「ヤッターマンを倒すこと」に変更するのだった。

所感

非力ながらヤッターマンを何とかしなければいけないという決意に満ちたドロンジョ、そしてそんなドロンジョを支え、守ってゆくことを心に決めたボヤッキーとトンズラー。自分たちがどうありたいか、ということを3人が再認識することでストーリーの基盤を固めた印象だった。

今回のキーマンの一人、ラベンダーを育てる男が最後に朽ちたのがショックだった。それは、ドロンジョに希望が受け継がれた、というメタファだろうか。それを印象付けるように、ラベンダーの花言葉を男が口にするシーンは無音になる。ラベンダーの花言葉はいくつかあるが、その中の一つが「幸せが来る」。男の最後の言葉

長い冬が終わって、春が来るかも知れねえな……。

はそれを物語っているようにも感じられる。ドロンボーは「幸せ」をもたらすことができるのだろうか。そろそろ話も中盤。具体的な動きに期待。