アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

フリップフラッパーズ 3話

「フリップフラッパーズ」の第3話から。

変身する回。

粗筋

砂漠を歩くパピカは、水を切らしてしまい、気を失ってしまう。目を覚ますと砂漠に暮らす民族に助けられていた。村も案内してもらっていると大きな物音が。そちらにパピカが向かうと、荒くれものの集団が村を襲撃し、貴重な水を収奪しているのを目にする。たまらずパピカが駆けつけ、荒くれものたちをやっつけると、仮面をつけた人間が現れ、パピカに攻撃を始める。パピカに匹敵する力にパピカは苦戦するが、何とか相討ちに持ち込むことに成功。すると、相手の仮面が割れ、中から出てきたのはココナ。そこに近づいてきた民族の少女は、民族服を脱ぎ捨てる。現れたのはココナが転送後に見かけた生物。それが仮面をココナにかぶせ、パピカを攻撃させていたのだ。暇つぶしでそんなことをしていたことに怒ったパピカとココナは変身し、協力プレイでそれを倒す。すると何者かが現れ、とどめを刺してゆく。その顔はなんとココナの友人、ヤヤカ。事情は不明ながら、敵を倒して現れた石、アモルファスをヤヤカは持ち去って行ってしまうのだった。

所感

前回で絆を深めたパピカとココナが、今回はいきなり変身したことが可笑しかった。しかも美少女戦士のような変身シーンがあったかと思えば、決め口上とその後のポージングまで、という徹底ぶり。最後に2人で合体技を放つところなどは、まさしくプリキュアのそれのようであり、一体何を視聴しているのか、と思わせられるような演出に笑いが止まらなかった。

一方でストーリーにも展開が見えた。「アモルファス」と呼ばれる石を集めているのはパピカたちだけではなく、ヤヤカたちも集めていることが判明したのだ。集めると願いを叶えるというアモルファスだが、ヤヤカたちがアモルファスを持ち帰った先は何やら怪しげな集団。フリップフロップも大概怪しいが、ヤヤカたちの方が胡散臭く見える。何を企んでいるのか。気になる。

今回の副題「ピュアXLR」の「XLR」とは、マイク端子の一種。また次回の副題「ピュアイコライゼーション」の「イコライゼーション」とは、音に含まれる周波数を調整することだし、作中でソルトらがしばしば口にしている「インピーダンス」もマイクなどのケーブルの抵抗を表す言葉。音響の単語を作中の用語として使用している様子。何か意味があるのだろうか。頭の隅に置いておこう。