2018年版 話数別テレビアニメ10選
2018年も残すところあと少し。今年も沢山のアニメ作品が放映された。その中でも筆者が見て「これはおすすめしたい」と思ったものを話数別に10集めた。詳細は以下より。
(2) スロウスタート 第11話「トマトのまつり」
主人公、一之瀬花名たち4人組が縁日や花火を楽しむ回。縁日特有の、賑やかで浮き浮きした雰囲気を楽しめる。また、花名がふと立ち返り「遠回りして良かった」と微笑むシーンは、花名自身がネックに感じている留年について受け入れられたように感じられ、感慨深い。
(3) からかい上手の高木さん 第12話「手紙 / 入学式 / 席替え」
メインキャラクタ、西片と高木さんの馴れ初めの回。いつも西片をからかって余裕な高木さんが西片からの手紙に目を丸くし、足をジタバタさせるシーンでは、これまで見られなかった高木さんのピュアな一面を見ることができ、驚くとともにニヤニヤほっこりできる。
(4) ヒナまつり 第3話「ホームレス生活入門編」
アンズがホームレスを始める話、瞳がバーテンダーを始める話、ヒナがやる気を出す話の3本立ての回。最後のヒナのパートでは、ヒナの頑張りが全て裏目に出てしまい、新田の部屋が酷い有様になってしまう。それを知らない新田がにこやかに帰宅し、部屋に入って来たところで回が終わる。終わらせ方のタイミングの良さに思わず笑ってしまった。
(5) ウマ娘 プリティーダービー 第9話「スピカの夢」
主人公、スペシャルウィークが所属する「スピカ」の面々が合宿をする回。合宿では、トレーナーがスペシャルウィークとサイレンススズカを叱咤激励し、スピカの面々に自分が彼女らに寄せる期待を訴える。トレーナーの心の熱さが感じられ、胸を打った。また、この回ではフランスでエルコンドルパサーが奮闘するも一着を逃し、泣いてしまうシーンが出てくる。このシーンからはエルコンドルパサーの無念さが伝わって来て、見ているこちらまで悔しさを覚えた。
(6) こみっくがーるず 第12話「いってらっしゃいませ 立派な漫画家さまたち」
主人公、萌田薫子が原稿を完成させるべく奮闘する回。今まで励ましてくれていた寮の仲間たち不在の中で精神的に追い込まれながらも頑張る薫子の姿に涙を禁じ得なかった。
(7) あそびあそばせ 第4話「下半身からビーム / 目クソ鼻クソ / 不法占拠 / 尻遊び」
メインキャラクタの一人、本田華子の執事(のような人)、前多が登場する回。前多の回想での華子の冷たい台詞回しに、野村香澄の中国雑技団のような体の曲げ方に、オリヴィアの「何やってんの?」の素のような芝居に何度も笑わされた。
(8) ゾンビランドサガ 第2話「I♡HIPHOP SAGA」
主人公、源さくらがラップバトルをする回。只の言い争いからラップバトルへの流れるような変化に驚かされた。ラップバトル自体も心地よい。そして、さくらがマイクを床に叩き付ける演出での締めへと至るテンポの良さがたまらない。
(9) やがて君になる 第6話「言葉は閉じ込めて / 言葉で閉じ込めて」
主人公、小糸侑が七海燈子の過去を知り、燈子と思いを告げ合う回。侑と燈子が互いの思いを告げ合うシーンでは、2人の思いがそれぞれの言葉で語られ、そこに夕景が重なる。その優美さに心打たれた。また、Cパートでは、燈子の「好き」という言葉に「束縛」の意図がこもっていることが明かされる。内在する思いの激しさとは対比的な言葉を、意識的にかつ表情に出さずに使う燈子の笑顔には怖さすら感じさせられた。
(10) 少年アシベ GO!GO!ゴマちゃん 第3シリーズ 第25話「ユミコのしりとり道場」
メインキャラクタから脇役まで総出でしりとりをする回。いきなりノリノリで始まるしりとり、「ゴマちゃん」というワードが続く度に挿入されるED、謎の外国調のスキット、と次々に繰り出されるネタとその演出に終始笑わされ続けた。