アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

犬とハサミは使いよう 9話

犬とハサミは使いよう」の第9話から。

大澤流執筆術の謎の回。

粗筋

映見は和人に高校時代に小説家になることを約束していた。しかし、作風が夏野に似ており、かつ父親の力で賞を取ったということを偽物だとして気にする映見。本物を倒せば偽物でなくなる、との思いから夏野に勝負を挑む。勝負の方法は執筆戦。先に原稿用紙100枚を書き上げた方が勝利するというものだ。圧倒的な速さで執筆する夏野に対して、映見は大澤流執筆術で妨害を試みるが差は埋まらない。そして自著を使った最終奥義「操読者槍(ブリューナク)」で夏野を自害させるように仕向ける映見。夏野ははさみで自分を襲いだすが、口で万年筆を操り、執筆を続け勝利を収める。戦闘後、映見は父が新人賞に圧力をかけていないことを夏野から聞く。更に、夏野と和人の励ましで本を書き続けることを決意するのだった。

所感

映見は声が聞こえていないにもかかわらず、和人と鳴き声で会話していた。バウリンガルも真っ青の能力である。いや、和人を考えればこその能力だろうか。

それにしても大澤流執筆術、執筆術とは名ばかりの妨害工作術。加えて「操読者槍(ブリューナク)」のように、漢字の表記に他言語で読みが与えられているというところが中二病を感じさせる。大澤愁山、何を想定してこんな術を編み出したのか。気にならなくもなくもない。

それにもまして、大澤流執筆術さらっと習得・悪用して和人を操る夏野は何者なのか。まず只者でないことだけは確かだ(何を今更)。