アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

プリティーリズム・レインボーライブ 37話

「プリティーリズム・レインボーライブ」の第37話から。

おとはの強さがいとを支える回。

粗筋

ハッピーレインとベルローズの相互お泊り会はいととおとはの番に。まずはいとがおとはの家に泊まり、そのメルヘン具合に面食らう。次はおとはがいとの家に。おとははいとが作った夕食に感銘を受ける。ここでおとはの提案でコウジもその場に招くことに。いとの父、弦にコウジを紹介すると弦の血相が変わり、早々にコウジは涼野家から追い出されてしまう。翌日、コウジからもらったいととおとはのデュオ曲について打ち合わせをするため、いととおとははコウジがいつもいるビルの屋上へ赴く。するとそこにはコウジとコウジの母、奈津子の姿が。そして、奈津子の口から発せられたのは、いとの父とコウジの父がかつて人気バンド「ラッキースター」のメンバーだったことと、コウジの父がいとの父の起こした事故が原因で亡くなったことだった。それを聞いてショックを受け、その場を走り去ってしまういと。自宅にたどり着いたいとは、弦に泣きつく。弦は追いかけてきたのが奈津子とコウジだと分かると事態を察し、2人を追い返してしまう。傷心のいとはおとはに帰るよう促すが、おとはは、いとを放っておけない、と涼野家に留まり、いとのためにカモミールティーを淹れたり、眠ったいとを見守ったりしながら、徹夜でデュオ曲の詞を仕上げる。そして迎えた、いととおとはのデュオ曲お披露目の日。いととおとはは見事にショーを演じ切る。ショーにコウジが来ているのに気付いたいとは、ショーが終わった後、コウジにもう会わない方が良い、と別れを告げる。

所感

今回は今まで以上にキャラクタが目をむくシーンが印象に残った。事実を知ったいととコウジが、コウジと奈津子を見た弦が、弦に一喝されたコウジが、そしてとどめに次回予告でヒロが、と驚愕につぐ驚愕。内容が内容だけに無理からぬことではあるが、およそ女児向けとは思えない程のその演出はインパクトが大きい。

そして、もう一つ印象深いのがいととおとはの関係だ。話の流れ上、いとがどんどん弱っていく。それを懸命に励まし支えようとするおとはに胸を打たれた。特に、ショーの時は、奈津子の言葉を思い出しては不安な表情を浮かべ、会場にコウジが来ていることが分かると動揺し、と不安定極まりないいとに対し、その度に手を取り笑顔を向けるおとはがショーを成功に導いた。いとが王子、おとはが姫、という衣装とは裏腹に、おとはがいとをリードしていたところがこのデュオの持つ不思議な魅力の一つだ。前回のあん・わかなコンビ同様本番が楽しみである。

それにしても、小鳥遊家でのそうし・おとは親子によるダブル「メルヘン」はインパクトが強かった。いとでなくても手を震えさせてしまうに違いない。