アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

ニセコイ 1話

ニセコイ」の第1話から。

ある意味珍しい、主人公と転校生が衝突する回。

粗筋

極道の家に生まれた一条楽は、幼い頃に少女と結婚の約束をし、その証として錠を模したペンダントを身に着けていた。

ある朝、転校生の桐崎千棘とぶつかった拍子にペンダントをなくしてしまった楽。千棘の責任でもあるから、と、千棘にも手伝わせてペンダントを探すが、日ばかりが経ち、中々見つからない。そればかりか、捜索のために千棘と一緒にいるのを、恋人同士であるかのような噂が立つ始末。遂にある日、千棘がしびれを切らし、ペンダントと楽の約束の相手に暴言を吐き、楽と仲違いをしてしまう。その翌日、千棘に呼び出された楽は、千棘から何かを投げつけられる。それは探していたペンダント。昨日別れた後、単独残って見つけたらしい。良いところもある、と千棘を見直した楽が帰宅すると、父親から大事な話があるから、と呼びつけられる。用件は、最近抗争を繰り広げているギャングと全面戦争になりそうなこと、その事態を収拾するために相手方の娘と恋仲である振りをしてほしい、ということだった。そして、交際を装うことになった相手が現れた。千棘だった。

所感

コミカルな演出が楽しめる。ただペンダントを探すだけでボロボロになってしまった楽。付き合っている振りとは言え、千棘の側にいざるを得なくなってしまった。体はもつのか。

そして、王道ながら中々どうして目にしない「登校中に主人公が転校生とぶつかって、教室に来てみたら2人は同じクラスで『あーっ、さっきの!』となるシチュエーション」を見られた回だった。ここまできれいに決まると気持ち良さすら感じられる。

アニメーション制作はシャフト。千棘がペンダント捜索に嫌気を表すシーンを始めとして、「絶望先生」シリーズや物語シリーズなどで出てくる、持ち味の特徴的な映し方が本作でも見られる。次回以降も、アニメーションとしても楽しみだ。