アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

ゴールデンタイム 23話

「ゴールデンタイム」の第23話から。

万里が記憶を失う回。

粗筋

退部届を提出した香子を万里は追い、自分の現状を告白。友人として仲を戻す。その日を境に万里の記憶が蘇る頻度が多くなっていく。

ある日、二次元君が一連の騒動の蚊帳の外にいるのが我慢できなくなり、「ぶっちゃけ大会」を開催することを提案する。姿を見ない光央は香子が連れてくることに。そして、「大会」当日。万里が香子たちと待ち合わせをしていると突如記憶が戻る。そこに香子たちが現れるが、昔の記憶の万里は2人が誰だか分からない。駆けつけた林田によって事態は収拾する。万里は自分の状態を鑑み、実家に戻ることを親に告げる。

学園祭がやってきた。お祭り研究会の一員として万里は参加する。無事に学園祭は終了し、万里は事故後の記憶を失うのだった。

所感

突然の記憶喪失エンドに驚いた。次回の副題が「ゴールデンタイム」であるところからそろそろ最終回の様だ。その中にあって、万里が「今」について語るシーンが感慨深い。

今が、終わっていく。ここで、過去の無数の俺たちは、いつも泣いたり、笑ったり、人を好きになったり、傷ついたり、ふざけたり、喜んだり、苦しんだり。全部の時間が生まれた次の瞬間には、過去になって死んでいく。これで終わりだ。これで最後だ。でも、本当は誰の時間もそうなんだよ。全部の時間が、生まれた次の瞬間には、過去になって死んでいくんだ。でも、今俺は生きている。俺は今ここにいる。この瞬間を、今を、俺は確かに見ている。今。それが全てなんじゃないか。

そして、俺は元の自分に戻り、事故に遭ってからの記憶を、全て失った。

数奇な運命に翻弄された万里ならではのセリフ。心にしみる。