アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series 3話

キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series」の第3話から。

いかに生きるかという回。

粗筋

キノとエルメスはとある国に出会い滞在する。その国は、領土ごと移動し、その動きを止めることがない。そのため、道を塞ぐ国に対しては、その一部をなるべく影響の少ないように踏み倒してゆく、という姿勢を取っているのだった。

所感

今回は「迷惑な国」の入国審査官の言葉が印象的だった。

どんな人間でもどんな国でも、ある程度他人や他国に迷惑をかけながら存在しているものですよ。

迷惑をかけること自体は否定せず、しかしそれによる悪影響は最小限に。その考えが興味深い。他人への、あるいは他人からの迷惑に過敏になりすぎてはいないか、と、自分に問うてみるのも面白い。また、同じような傾向が、今日日そこかしこでも見られるように感じる。他への接触をいかに図るか。自分はどう在ろうとするか。そんな普遍的なテーマについて思索を巡らせるきっかけとなりうる良回であった。