アニメと音楽のメモ帳

アニメと音楽についてまとまりない文章を。

ゴールデンタイム 5話

「ゴールデンタイム」の第5話から。

万里と香子が通じ合っていることが間違いなくなる回。

粗筋

万里と香子はお祭り研究会に入部。そして、香子は親友ができたことを心から喜ぶ。一方、万里は林田のことが気になっていた。思い出したのは事故後入院しているときに会った林田のこと。しかし、林田が高校の同級生のことも入院中のことも話に出さないことにもやもやを抱える万里であった。

所感

香子は光央に関しては吹っ切れたようだ。光央が履修しようとした民法の講義が単位を取りづらいことが分かってからの

香子「あーら、あらあら。光央ったら何だかたーいへーん。お・き・の・ど・くぅ」

(中略)

光央「ばーか! ばーか! ばーか! 単位全部落とせ! ダブれ! そして泣け! ばーか! ばーか!」

香子「(鼻で笑いながら)何あれ。光央って子ども!」

というやり取りが、光央に執着していた頃を考えると何だかほっとさせてくれる。

その一方で、万里と香子は仲を深めている。特に印象的だったのは、お祭り研究会の練習に向かう途中で香子が変な雰囲気を作ったときに交わされた

万里「(そういうこと普通言う?)」

香子「(言ってないよ。私何も言ってない)」

万里「(でも言おうとしたよな?)」

香子「(してないしてない。ほんとにしてない)」

万里「(それなら収拾つけろよ。この気まずい無言劇の!)」

香子「(分かってる。なんとか、する)」

という部分。それぞれが勝手に考えているのではなく、完全に会話として成立しているところがすごすぎる。

今回のハイライト

香子が万里に運命を語るシーン

私は、修道院の見習いシスター。多田君は、深い森に暮らす羊飼いだった。そして毎朝、多田君はチーズを届けてくれたはずだよね。私はそう確信してるの。ねえ、それってすっごくロマンチックじゃない? ありがとう。命の全てにありがとう! 再びこうして巡り会えたこの運命に大感謝だよ!

香子が妄想では済まない領域に踏み入った瞬間であった。光央のヒキ具合がまた面白さを引き立たせている。