恋愛ラボ 12話

「恋愛ラボ」の第12話から。

莉子のヘタレ具合を堪能できる回。

粗筋

新聞同好会の「恋愛ラボ通信」に乗ることにした生徒会。一層テンションが上がる真木を前に、莉子は自分が恋愛経験豊富という嘘を打ち明けようとするが、中々言い出すことができない。そうしていると真木がいよいよ塾に通いだすことに。そうなれば嘘だと気付かれるのも時間の問題、と莉子は焦るが、やはり切り出せない。新聞同好会の活動場所として生徒会の倉庫を貸すことも決まり、またテンションが上がった真木のジョギングに付き合う莉子はようやく嘘だと切り出すが、やはり最後まで言い切ることができない。その後、クラスメートと恋愛相談の話をしているところを真木に聞かれてしまう。

所感

莉子がようやく嘘を明かそうと努力する。しかし、想定しないところで明らかになったことで真木の心がどうなったか、気になるところだ。

それに付随して、莉子と真木のお互いを想う気持ちが現れた回でもあった。真木は常日頃から表しているが、池澤と話しているときの莉子の発言、

真木は純で良い奴なんだよ!　だから……(言いよどむ)。

が、莉子から真木への想いをイメージさせる。

今回は一段と丁寧で躍動感あふれる動きだった。A パートの池澤と莉子の会話や、B パートの凪野と真木の会話を始めとして、随所にそれが見られた。

池澤に対しての真木の毅然とした態度が格好良かった。その直後に莉子に泣きつく、その落差がいじらしい。